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スタッフBlog

  • 妊娠中に完全母乳哺育を希望しながら、お産後には混合栄養になる方がいます。私はミルクを補足することが悪いことだとは思いませんが、「完全母乳育児ができなかった」と後悔の念にかられる方が中にはいます。

    まず、偏った知識が挙げられます。現代はインターネットで簡単に情報を得ることができます。でも、初乳の利点や母乳の栄養的価値のことはみなさんよく調べていますが、乳汁分泌のことやミルクの原料が牛乳だということはほとんど方が知りません。またそういう事を妊娠中にお話しいている分娩施設も稀なのではないでしょうか。

    授乳というと「3時間おき」というイメージが一般的でしょう。それは人工栄養の話です。以前にもブログにあげましたが母乳は消化吸収が良いので1時間半から2時間で授乳になります。「授乳してばかりで、私が全然やすめません」と訴えるママがいますが、授乳中は浅くて短い睡眠で疲れは取れます。夜に母乳関係のホルモンがたくさん分泌されるので夜に赤ちゃんはおっぱいをほしがります。神様は人間の体を良く作っているものなのです。

    最初の2・3日は赤ちゃんは水分や栄養を必要としない体で生まれてきます。これは母体が産後2・3日はホルモンが十分ではないためです。病院やクリニックでは早い段階から毎回授乳量を測らせられ、0という数字に褥婦さんが落ち込んでいる姿を見ます。

    落ち込むとますます乳汁分泌が低下します。負のスパイラルに入ってしまいます。

    授乳中は浅くて短い眠りでも疲れが取れること、乳汁分泌するまでには2・3日かかること、その間は赤ちゃんは水分などは必要ない身体で生まれてくること、赤ちゃんは夜によく泣くことなどをあらかじめ知っていれば母乳哺育も苦にはなりません。

     本来育児は楽しいものでなくてはならず、母乳育児は母子のスキンシップの場であり母にも赤ちゃんにも至福の時なのです。