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スタッフBlog

  • 母乳育児を希望していても、途中で混合栄養やミルクに代わることがあります。退院後ストレスのストレスで母乳分泌が少なくなったり止まってしまうことがあります。

    何がストレスになるのでしょうか?

    まず、授乳感覚の短さと夜間授乳が知識不足から「こんなに大変な思いをするの?」という気持ちになるのです。以前にも書きましたが母乳は消化吸収が良いので1時間半から2時間で次の授乳になります。また、母乳に関係するホルモンは夜に分泌量がアップするのでそれに合わせ赤ちゃんは夜に空腹感を覚えるように生まれてきます。でもこの夜間授乳はだんだん減ってきます。お産した施設で、このようなことを知らされていないと「なんで?」となるのです。

    勤務助産師をしているとき、病室を巡回していると、新米ママさんから「うちの子だけなんでこんなになくのかしら…」と聞かれました。赤ちゃんは夜によく泣きます。それは上述した理由です。また、人間も動物なので自分の赤ちゃんの泣き声には反応しますが、よその赤ちゃんの泣き声にはよほど神経質な方でなければ反応しません。そのことを伝え、「廊下に出てみて。他の子も泣いてるから」とドアを開けてもらうと「あ、本当だ!こんなに泣いてほかのお部屋に迷惑かかると思って…。でもみんな一緒なんですね。」と安心していらっしゃいました。そういうことを新米ママに教えて差し上げない医療スタッフに原因があります。

    それから周りがミルクで育てた人が多いと「そんなにちょこちょこおっぱいほしがるのは足りてないのよ」と言われ、極め付けに「いつもおなかをすかせて可哀想…」。これでは新米ママは不安になりますね。

    それから、お母さん自身が母乳不足感を感じてしまいます。お産後間もないころは、絶えず乳汁を作り乳腺に貯留してそれを飲ませます。だから、乳腺いっぱいにおっぱいがたまるとおっぱいのハリ感が出るのです。産後2週間くらいすると、赤ちゃんからおっぱいを吸われる刺激で乳汁が作られる仕組みにお母さんの体が変わってきます。こうなればおっぱいが作られると乳房がジーンとした感覚はありますが前ほどハリ感はありません。おっぱいは十分出ているのにハリ感がないため、母乳不足と思いミルクを足すのです。

    おじいちゃん、おばあちゃんはなぜミルクを勧めるのでしょうか?確かにかわいい孫が泣くのは切なくかわいそうという気持ちが働きます。母乳はお母さんしか授乳できませんがミルクは誰にでもあげることができるのです。ご本人は意識してないのですが「孫をだっこする時間を少しでも長く持ちたい」という心理が働いているのかもしれません。

     健診時の指導や調乳会社の栄養士さんの指導で「体重の増えが悪い」と言われること。体重の日増(一日当たりの体重の増え方)は母乳の場合15gあればいいのですが、ミルクを足している場合は30gは増えていないといけません。母乳育児の場合は飲んでいる量が目に見えませんから不安です。

    ※調乳会社の栄養士はどこで指導をしているかご存知ですか?

    スーパー、デパート、赤ちゃん用品専門店のベビー用品売り場で開催されている相談会など、忘れて手はいけないのが開業の産婦人科やマタニティクリニックの栄養指導にも派遣されてます。ただし、母乳育児支援委に力を入れているところでは、自施設の職員が体重チェックをして指導をしています。だいたい退院時に、お土産やお祝いとしてミルクの試供品をお渡しする施設は母乳育児支援にはあまり力を入れていないことが多いようです。