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スタッフBlog

  • 先日、SNSで「夜泣き解消法」として「夜泣きをしても放置しておけば、次の日から夜泣きが無くなる」という趣旨の記事がアップされていました。欧米ではこのような方法がとられていることもあるそうです。私は個人的にはこの方法はお勧めできません。なぜなら、このように泣いても泣いても親が来てくれないということは子供にとって絶望感を抱かせてしまうかもしれないと考えるからです。夜泣きはそもそも原因はわかっていないのですが、不安やストレスがあると夜泣きするように感じます。確かに日中、家事・育児で疲れ切った体の時に夜泣きされたは母親のほうが泣きたくなります。ましてや豪邸にでも住んでない限り仕事を終えたご主人が寝てるとなると気も使うでしょう。我が家も上の子は寝つきは悪い、寝起きも悪い、おまけに時々夜泣きもするという子でした。生後2週間目から毎日のように夜泣きをし、よく実家の中をだっこしてうろうろしていました。私は母児同床しておりそれでも夜泣きするので困ってしまい、起きることもだっこすることもしんどくなった時に子供に腕枕をしてみました。なんと、それまで泣いていた子が腕枕をしたら寝始めたのです。私はこの方法で夜泣きを乗り切りました。自宅に戻ってからは、目が覚めると子供が隣におらずドキっとすると夫が子供をだっこしており「お母さん良く寝てたね。この子が泣いても目が覚めなかったよ。」といわれたことも何度かあります。

    考えてもみてください、10か月間子宮の中で母親の心臓の拍動音それに伴う血流音や腸の動く音など一日中聞いて生活してきた赤ちゃんです。生まれてへその緒切られたからといってすぐに大人と一緒の環境になじめるでしょうか?夜は暗くてシーンとしています。赤ちゃんはついこの間まで夜昼関係なくお母さんのいろいろな音を聞いていたのです。

    欧米はほとんどの国が狩猟民族の流れを汲んでいます。狩猟民族は独立心がないと獲物に立ち向かえません。幼いときから独立心身を育むためにもこのような夜泣き解消法はある意味適しているかもしれません。

    ところが私達大和民族は農耕民族です。独立心は農耕民族にも必要ですが、狩猟で糧を得る民族ほどは強い必要はないし大家族で過ごしてきた歴史が長いので泣けば誰かが相手をして、いろいろ学習してきたのではないでしょうか。

    夜泣きして放置された赤ちゃんが、次の日から泣かなくなるのは、「あきらめ」やもっとひどいと「絶望感」を抱いてしまい夜泣きをやめてしまうのかもしれません。