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スタッフBlog

  • こんにちは,福山市南本庄のゆりかご助産院の西田三佳子です。


    今年1月から福山市と尾道市の各市の産後ケア事業の委託事業所として契約をいたしました。

    各市の産後ケア事業をご利用になられる方は,当院をご利用の時も各市の産後ケア利用料金でご利用いただるようになりました。


    産後ケア事業という言葉を聞いたことがありますか?どんなものかイメージがつかない方も多いと思います。


     出産後の6~8週間は,産褥期(さんじょくき)と言って,妊娠中から変化したママの体が妊娠前のもとの体に戻っていく大切な時期です。妊娠中はお腹の中の赤ちゃんの成長とともに子宮が大きくなり,ホルモンのバランスも変わり,子宮を支える骨盤やその周辺の筋肉や靭帯がゆるんでいきます。産後は子宮が小さくなり,その周辺の筋肉や靭帯もゆっくりともとに戻り,骨盤のゆるみも修復されていきます。


     この時期に動きすぎてしまうと,この子宮の戻りが悪くなり,悪露(産後子宮内にたまった血液などが膣を通して排出される)がいつまでも続いたり,体調不良になったり,腰痛の原因になったり,睡眠不足となれない育児とで精神的にうつ状態になることも多いです。


     産後は,里帰りしたり,実母や義母や姉妹の手伝いを得ながらママは自分と赤ちゃんのことだけを行い,疲れた時にはすぐに横になりなるべく安静に過ごすことが必要となります。しかし,里帰りが出来なかったり支援が得られない方も多くいます。産後ケアはそのような時に,実家に帰ったように過ごせるようにお手伝いする支援です。昔から”床上げ”という言葉がありますが,産後3週間の間は布団を敷きっぱなしにしておいて,つかれたときにはすぐに横になる環境を作っておき,それが過ぎたころに布団を畳んで日常生活に戻っていくという習慣がありました。産後の1か月健診までは外出は避け,健診で医師に元の生活に戻ってもいいよと言われてから徐々に妊娠前の生活に戻っていきましょう。


     国は妊産婦などの不安や負担軽減のために妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行う「産前・産後サポート事業及び産後ケア事業」を平成27年度から本格実施しました。


     それに伴い,市町村など各自治体で事業が開始されました。福山市では平成29年度6月から子育て世代包括支援センターとして市内12か所に福山ネウボラ相談窓口”あのね”を配置し,同年10月より産前・産後のサポート事業である「産前・産後サポート事業」「産後ケア事業」「産後のヘルパー派遣事業」の3事業が開始されています。

      


     尾道市でも,尾道市子育て世代包括支援センター”ぽかぽか”が設置され,産前・産後サポート事業としての「家事・育児支援サービス助成金支給事業」と「産後ケア事業」を実施しています。


     当院でも産後1か月までの方の場合は,主に産後のママの体の回復と育児に慣れることを目指して実家に帰ったように過ごしていただきます。また,それ以降の方も,ママの疲れが強い時はママの休息を第一に考えて,育児のことが心配なら一緒に育児をするなど,ママと相談しながら過ごし方を決めていきたいと思っています。


     福山市も尾道市も産後ケア事業は産後2か月までの方が対象となっています。産後の生活に不安がある方は妊娠中から早めに各市に相談され,産後の準備をされることをお勧めします。


     産後3か月以降の方は,利用料の助成がありませんが,日帰り利用で8時間滞在されるご利用をお勧めします。

    (例)

    10:00~18:00

    来院→本日のすごし方を決める→授乳→昼食→赤ちゃんの預かり。ママはシャワーと睡眠→お茶タイム→赤ちゃんの沐浴→授乳→お帰り

    必要な方は,お乳のケア・希望により背中や下肢のアロマトリートメントを行います。

    こんな感じで過ごされるのはいかがでしょうか。24時間赤ちゃんと過ごされている毎日の中ゆっくり眠りたいと思われているママも多いと思います。個室でゆっくりおすごし下さい。